住宅エコポイント

先日、国土交通省主催の講習会があり
住宅版エコポイントと住宅瑕疵担保履行法
について勉強!?してきました。
住宅エコポイント
結論から言うと僕たちの日々の仕事内容から言って
あんまり意味の無い法律がまた出来てしまったかなって感じで・・・
瑕疵保証に関して言えば、真面目な家造りしてればなんの問題も
無い事。むしろ10年保証が10年もてばいいと聞こえてくる。
現に国土交通省の方も、そう受け取れる言葉を発していました。
(本人は、そんなつもり無いかも・・)
その割には、長期優良住宅とか言って意味が解らない。
むしろその基準、仕様じゃ「長期有料住宅」
間違いじゃないのって言いたい。
現に、国から第一回「超長期住宅先導的モデル事業」に認定されたある
メーカーさんは、総申請数の4%しか認定されないほど厳しい審査の割りに
認定されて半年も経たないうちに倒産してしまい今では詐欺で告訴されるほど
国の判断基準が理解できません。どーも法律がメーカーさん寄り
なんですよねぇ??
一部の心無い建築屋さんのおかげで出来た法律でまたお施主さん
に対してのお金の負担が出来てしまって、やっぱり天下り先も・・・
じゃぁー今までの建築基準法はなんのためにあったの?役所の中間検査
完成検査はなんなのって感じで・・・ほんと疲れます。

住宅エコポイントなんかもっと馬鹿馬鹿しいんです。
満額で30万ポイント(約30万円分)貰えるみたいなんですが
その基準を満たすためには、おそらくそれ以上の金額が掛かって
しまうと考えられます。しかもなぜかメーカーさんでは、それが
良いとか悪いとか言いませんが、標準装備だったりする・・・??
僕からしたらその装備品を作るためにどれだけのエネルギーを使うの
って言いたくなる。本当にエコなんでしょうか?疑問です。
少し前ににも高気密・高断熱を売りにしたメーカーさんが有りましたが
高断熱はまだ解るけど高気密でいいのかって思ってたらやっぱり・・・
24時間強制換気の法律が!高気密にし過ぎたら中の人間死んじゃうでしょ!
当たり前の事、また都合のいい法律が出来てしまいました。
でもこれでは高気密ではありませんよね。

そんな感じで僕たち力の無い事業者はこのような法律に振り回される始末、
法律で決まったのだから従うしかありませんが最低限にしていきたいなと・・
やはり本当の意味での体、家のためにいい住宅は昔の人たちが伝えてくれた
知恵や自然の素材を使って造る家なのではと思います。
一つ例に挙げさせて貰うと私たちの造る家は軒が深いのが特徴です。
先日のブログでも紹介しましたが、ただ家を大きく見せるためだけでは
ありません。四季のある日本では夏は日差しを程よく遮り室内の温度を
調整してくれます。そのためエアコンに掛かるエネルギーの負担を軽く
してくれます。梅雨時期も窓が開けられるためもちろんエアコンも要りません
また外壁に雨もあたりにくくなるため痛みも少なくメンテナンスも最低限で
済む訳です。室内の床も無垢にする訳(特に針葉樹系の床)は冬も温かみを
感じる事ができ光熱費の軽減になります。これが本当の意味での長期に渡り
住む事の出来るエコな家なのではないかと思います。

今日は長くなりましたが最後まで読んで頂き有難うございます。
いろんな意見があるかと思いますが、私たちの目指す家造りはこんな
感じです。







タグ :進士建築

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